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【ダメにしない】長期間ぬか床を使わない時に休ませる2つの方法

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お疲れ様です。糠マルです(@malpighia_blog)

旅行で長期間家を空けるんだけど、その間ぬか床はどうすればいいんだろう・・・?

ちょっとぬか床作りに飽きちゃったから、しばらく手入れをお休みしたいなぁ。

このようなお悩みに直面してはいませんか?

もし長期間ぬか床の手入れが出来なくなった時に正しいやり方を知らなくて、ダメになってしまったらもったいないですよね。

実はこのような場合にはぬか床を休ませるのが有効な方法なんです。

今回の記事ではしばらくの間ぬか床に触ることが出来ず困っているあなたに、ぬか床の休ませ方を解説します。

この記事を読めば、一定期間ぬか床を管理することが出来なくなってもダメにしてしまうことは無くなりますよ。

今回のポイント

・ぬか床を休ませるときは「短期間なら冷蔵」「長期間なら冷凍」

・昔は塩で蓋をしていたけど、今はそこまでする必要ない

・足しぬかした後も休ませる

\ 失敗しない!その他の手入れ種類とやりかたはこちら /

ぬか床の手入れ方法まとめ:失敗しない・簡単にできる裏技解説

目次

ぬか床の休ませ方

それでは早速ぬか床の休ませ方について解説していきます。

ぬか床の休ませ方には2種類あり、休ませたい期間が短期間か長期間かで変わってきます。

  • 1~2週間の短期間休ませたい場合→冷蔵で休ませる
  • それ以上の長期間休ませたい場合→冷凍して休ませる

ではそれぞれについてやり方を解説していきましょう!

短期間:冷蔵で休ませる

短期の旅行などで1~2週間家を空けるので、その間ぬか床のメンテナンスが出来ない。

そのような場合には冷蔵庫で休ませる方法が有効です

ぬか床内に生息している乳酸菌をはじめとした微生物は温度が低いと活動が弱くなるので、メンテナンスの必要回数を少なくすることが出来ます。

以下に方法を解説します。

  1. 野菜を全て取り出す
  2. ぬか床内の空気を抜く
  3. 表面を平らにする
  4. 容器のフチを綺麗に拭く
  5. ラップで表面をぴっちり覆う
  6. 冷蔵庫へ入れる

ポイントはぬか床が空気と触れ合うことを可能な限り避けること

ぬか床が空気に触れると、酸化して変色してしまいます。

これだけなら特に問題はないのですが、さらに放置していると酸素が好きな好気性の微生物である産膜酵母がぬか床の表面に繁殖し、膜を張ったりシンナー臭を出すようになります。

さらには同じく好気性であるカビが生えてしまう可能性もあり、こうなるとぬか床自体がダメになってしまうこともあり得るのです。

これらを避けるためにも、可能な限りぬか床を空気と触れ合わせないのが重要になります。

ぬか床の表面を平らにならすのは、表面積を減らして空気と触れ合う部分を減らすため。

さらに容器より少し大きめにラップを切り、表面に密着させるようにして蓋をすればOKです。

あとは冷蔵庫に入れて微生物が大きく活動しないよう温度管理をしましょう。

ここで「冷蔵庫に入らないサイズの容器」を選んでしまっていると、短期間であっても休ませるのが難しくなります。

なので容器についてはあらかじめ「冷蔵庫に入る大きさ」を選んでおくようにしましょう。

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長期間:冷凍で休ませる

  • 数カ月にわたる長期の旅行
  • 熱量が冷めて一旦ぬか床作りから離れたいとき

このような長期的にぬか床のメンテナンスをしない場合には、冷凍保存をするのがオススメです。

冷凍すればぬか床内の微生物が休眠し、限りなく発酵を抑えることが出来ます。

やり方は密閉袋に入れてしっかりと空気を抜き、冷凍庫に入れればOK。

また使いたくなったら、常温で自然解凍させれば微生物が休眠から目覚めて通常通り使うことが出来るようになりますよ。

足しぬかをした後も休ませておく

補足として、上記の例以外にもぬか床を休ませた方がいい状況なのが「足しぬかをした時」です。

足しぬかとは、ぬか床のぬかが少なくなってきたときに新たにぬかを足してあげる工程です。

足しぬかをした後はぬか床内の乳酸菌が少なくなっているため、菌を増やす期間を作ってあげる必要があります。

足しぬかをしたら食材を漬けず、2.3日間はぬか床を休ませてあげましょう。

足しぬかについての詳細は以下の記事をご覧ください。

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昔は塩で蓋をしてぬか床を休ませていた

ぬか床を休ませる方法として、「塩で蓋をする」というのも知られています。

やり方としては冷蔵で休ませる方法でラップをする前に、ぬか床の表面に塩を振って覆います。

ぬか床に影響する産膜酵母やカビは好気性ですので、空気に触れるぬか床の表面にだけ発生します。

なので表面を塩で覆うことにより、産膜酵母やカビの発生を抑えることが可能なのです。

しかし、現代では塩で蓋をする方法はあまりおススメしません。理由は二つ。

  • ぬか床の味が大きく変わってしまう
  • 冷蔵庫で菌の活動を抑えられる

1つずつ見ていきましょう。

ぬか床の味が大きく変わってしまう

まず1つ目の理由が「ぬか床の味が大きく変わってしまう」からです。

菌の発生を抑えるために塩を大量に投入するわけですから、当然ぬか床の味が大きく変わってしまいます。

これを元の状態の戻そうとすれば、かなりの手間がかかってしまうのは間違いないでしょう。

例えばしょっぱすぎる味を調整するためには足しぬかをして、いい塩梅に調節してやる必要があります。

この作業は面倒ですし、足しぬかをしている間はぬか漬けを楽しむこともできなくなるためズボラさんにはあまり向きません。

冷蔵庫で菌の活動を抑えられる

2つ目の理由が「冷蔵庫で菌の活動を抑えられるから」です。

塩で蓋をする理由は産膜酵母やカビを発生させないためです。

ですがこれらの菌は低い温度では活動力が落ちるので、冷蔵庫で保存すれば簡単には発生しなくなります

ならば、わざわざ塩を使う必要性はなくなるのです。

糠マルくん

塩を使っていたのは、冷蔵庫がない時代だからこその作戦といえます。

現代では冷蔵庫という便利アイテムを使うことができるのだから、これを利用しない手はありませんね。

まとめ:ぬか床は時々休ませてあげよう

まとめ

というわけでまとめです。

まとめ

・1~2週間程度の期間なら、空気に触れないようにして冷蔵庫で休ませる

・長期間ぬか床をメンテナンスできないなら、密閉袋に入れて冷凍する

・足しぬか後にも休ませる

・昔は塩で蓋をしていたが、今は冷蔵庫で代用できるので無理にやらなくてOK

ぬか床を触れない期間が出来て、ダメにならないか不安であっても、適切な方法をとれば問題なく使えるようになります。

ぬか漬けに飽きてしまってしばらく離れたくなった時でも、捨てるのではなく休ませておけば、またモチベーションが上がった時にぬか床を復活させて楽しむことが出来ます。

そうなったらまたかき混ぜたりして手入れを再開してあげましょう。

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