お疲れ様です。糠マルです(@malpighia_blog)
できあがったぬか漬けが滅茶苦茶しょっぱくて食べられない・・・
しょっぱすぎるぬか漬けはどうやって処理すればいいんだろう?
このような悩みに直面してはいませんか?
せっかく作ったぬか漬けが食べられない程しょっぱかったら、ショックですよね。
実はその悩みは対策をしっかり理解していれば、確実に解消することができるんです。
筆者もここにある方法を使って、しょっぱさを和らげることに成功しました。
今回の記事ではしょっぱすぎるぬか漬けが出来てしまって途方に暮れているあなたに、塩味を和らげる対策法をお伝えします。
さらにもう1つ、すでに出来上がってしまったしょっぱすぎるぬか漬けを美味しく食べる方法も合わせて解説します。
この記事を読めば、もう塩辛いぬか漬けが出来上がってしまうことに悩む必要はなくなりますよ。
ぬか漬けがしょっぱくなりすぎる原因は
- ぬか床自体の塩分濃度が高い
- 漬ける時間が長すぎた
のどちらか。
それぞれの対策を知っていれば、しょっぱすぎるぬか漬けが出来上がるのを回避できます。
すでにしょっぱいぬか漬けが出来上がっているなら
- 塩抜き
- 料理にリメイク
のどちらかをしましょう。
ぬか漬けがしょっぱい2つの原因と対策

ぬか漬けがしょっぱいと感じてしまう時の原因は2つあります。
- ぬか床自体の塩分濃度が高い
- 漬ける時間が長すぎた
それぞれの場合について詳細と対策を解説していきます。
ぬか床自体の塩分濃度が高い
- 原因
- ぬか床自体の塩分濃度が高い
- 対策
- ・足しぬかをする
・塩をしっかり洗い落とす
ぬか床自体の塩分濃度が高ければ、漬けた食材もしょっぱくなります。
ぬか漬けがしょっぱすぎるときは、ぬか床自体を食べてみて塩分を確認してください。
ぬか床を食べてみて「ちょっとしょっぱい」くらいがちょうどいい塩加減です。
筆者もしょっぱいぬか漬けが出来上がってしまった時、ぬか床を口に含んでみるとめちゃくちゃ塩辛くなっていました。
ぬか床の塩分濃度が高いと、乳酸菌の発酵も抑制されてしまうので、酸味よりもしょっぱさが強く感じられてしまいます。
塩分濃度が高くなってしまった理由として考えられるのは「塩を加えすぎた」「塩もみ後のすすぎが不十分だった」のどちらかでしょう。
ぬか漬けが塩辛いなら、まずはぬか床自体の塩分に注意を払ってみてください。
以上のことを踏まえ、ぬか床の塩分濃度が高い時の対策をお伝えします。対策は以下の通り。
- 足しぬかをする
- 塩もみ後にしっかりすすぐ
それぞれ解説します。
足しぬかをする
対策の1つ目は足しぬかをすることです。
足しぬかをすることで、ぬか床内の塩分濃度を薄めることが出来ます。
具体的なやり方としては、ぬか床に新たにぬかだけを入れてください。
その後は乳酸菌の発酵を促すために2.3日ぬか床を休ませます。
足しぬかの詳しいやり方は以下の記事をご覧ください。
>>【超簡単!】ぬか床への足しぬかのやり方を解説【頻度・分量】

塩もみ後にしっかりすすぐ
もう一つの対策は「塩もみ後にしっかりすすぐ」ことです。
食材によってはアクやえぐみを取るために、事前に塩もみをした方がいい野菜があります。(ナス・きゅうり等)
この時の塩の洗い流し方が不十分であったため、ぬか床の塩分濃度が高くなった可能性があります。
塩もみをした後には、しっかりと食材についた塩を洗い流すことを意識してください。
塩分濃度を調整するときは、下げすぎてしまわないように注意しましょう。
ぬか床の塩分には、「雑菌の繁殖を抑える」という重要な役割があります。
ぬか床の塩分濃度が極端に下がりすぎてしまうと、雑菌が繁殖しやすくなり、最悪ぬか床がダメになってしまう可能性があります。
塩分濃度は様子を見ながら、少しずつ下げていくのが鉄則です。
漬ける時間が長すぎた
- 原因
- 食材を漬ける時間が長すぎた
- 対策
- 漬ける時間を短くする
もう1つの原因が「漬ける時間が長すぎたこと」です。
ぬか床に入れている時間が長ければ、当然塩味も強くなっていきます。
きゅうりは6時間もあれば十分漬かる野菜ですが、1日漬けた時にはかなりしょっぱくなりすぎてしまいました。
このように長く漬けると、その分味は濃くなります。
ちなみに長く漬けて塩味や酸味の強くなったぬか漬けは「古漬け」とよばれます。
この場合の対策は、シンプルに「漬ける時間を少なくすること」です。
漬ける時間を現在の半分くらいにして、改めて味を確認してみてください。
そうやって自分の舌に合う漬け時間を探してみましょう。
ぬか漬けをしょっぱくしないための方法はわかったけれど、既にしょっぱくなりすぎちゃったこのぬか漬けはどうすればいいの~?
そんな方はこれからご紹介する方法を使えば、塩辛いぬか漬けも美味しくいただくことが出来ますよ。
しょっぱいぬか漬けを捨てずに食べる方法

ぬか漬けがしょっぱすぎるからといって、捨ててしまうのは勿体ないです。
そんな時にぬか漬けを活用する方法は2通りあります。
- 塩抜きをする
- 別の料理にリメイク
それぞれ解説していきます。
塩抜きをする
まず1つ目は塩抜きをする方法です。
ぬか漬けを塩抜きしてしょっぱさを和らげることで、食べやすくすることが出来ます。
やり方は「ぬか漬けを塩水につける」だけ。この方法は『迎え塩(呼び塩)』と呼ばれています。
えー、しょっぱさを薄めたいのに塩水に浸したりなんかしたら、よけいしょっぱくなっちゃうじゃん。嘘つくなよ~。
と思われるかもしれませんが、ちゃんとした理由もあるんです。
その理由は「浸透圧」。
浸透圧とは塩分濃度の異なるものがある場合、濃度が薄い方から濃い方へ水が移動し、濃さを揃えようとする力のことを言います。
薄めの塩水にぬか漬けを浸すことにより、水が塩分濃度の濃いぬか漬けの方に移動するため、塩味が和らぐというわけです。
やり方としては1.5%の塩水に、しょっぱくなったぬか漬けを浸し、10~15分ほど放置してください。
こうすれば、塩味が和らぎ美味しく食べられるぬか漬けとなります。
1.5%の塩水は
・水197ml
・塩3g
で作ることが出来ます。
しょっぱすぎるぬか漬けは、塩水に浸して食べやすくしましょう。
水で戻してもいいですが、旨味も一緒に逃げてしまう可能性があるので注意!
別の料理にリメイク
もう1つの方法は、別の料理にリメイクすることです。
他の料理にアレンジしてあげれば、塩抜きすることなく美味しくいただけるようになります。
例えばお茶漬けにすると塩味がいい感じに薄れてとても美味しいです。
他にはきゅうりのぬか漬けに茹で卵とマヨネーズをあえてタルタルソースにしても美味しくなります。
卵焼きに入れて食べるのもグッドですよ。
ぬか床を作って最初のうちはしょっぱいのが当たり前

もししょっぱいぬか漬けのできたぬか床が作って間もないものなら、それは当たり前なので安心してください。
なぜなら作って間もないぬか床には乳酸菌がいないから。
ぬか床は「酸味・塩味・旨味」が複雑に合わさって美味しく感じられるのですが、この内の酸味を作るのが乳酸菌です。
しかし初めはぬか床内に乳酸菌がいないため、ただしょっぱいだけのぬか漬けになってしまいます。
なのでまずは乳酸菌を増やすことに意識を集中させましょう。
効率的な乳酸菌の増やし方はこちらの記事をご覧ください。
>>ぬか床の酸味が足りない!初心者でもできる乳酸菌の増やし方5選

まとめ:ぬか漬けがしょっぱすぎても慌てずに対策を

というわけでまとめです。
まとめ
ぬか漬けがしょっぱくなる原因と対策
・原因:ぬか床の塩分濃度が高い・・・対策:足しぬかをする・塩もみ後にしっかりすすぐ
・原因:つける時間が長すぎる・・・対策:時間を短くする・冷蔵庫に入れる
しょっぱいぬか漬けの美味しく食べる方法
・塩抜きをする
・別の料理にリメイクする
作って間もないぬか床ならしょっぱくて当たり前
出来上がったぬか漬けがしょっぱすぎたとしても、慌てる必要はありません。
ですので、今回ご紹介した方法を使って味の調整を行ってみてください。
対策を実践すれば、確実に塩辛さを軽減することができます。
また出来上がってしまったしょっぱいぬか漬けに関しても、一手間かけることで美味しくいただけるようになりますよ。
「塩分の摂りすぎが気になる・・・」という方は以下の記事をご覧ください。
>>ぬか床の塩分濃度が気になるあなたに:「ある物質」が摂りすぎを解消する

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