お疲れ様です。糠マルです(@malpighia_blog)
ぬか床が腐ってしまったりカビてしまった時には、思い切って捨てる選択肢を取らなければなりません。
ダメになったぬか床は早めに処分しないと、いつまでも場所を取るし臭いだってひどくなってきますからね。
でも実はぬか床には正しい捨て方とやってはいけない間違った捨て方があるんです。
間違った捨て方をしてしまうと、最悪あなたの家のシンクが使えなくなってしまう恐れがあります。
それにもし間違った捨て方を見つかったら、近所の口うるさいおばちゃんに怒られちゃうかも・・・
なのでぬか床を捨てるときには正しい捨て方を覚えておく必要があるんです。
今回の記事ではそんな正しいぬか床の捨て方を知りたいあなたに、その方法を解説していきます。
この記事を読めばぬか床の処理の仕方がしっかりとわかりますので、もう困ることはなくなりますよ。
- ぬか床は生ごみとして捨てる
- 台所にそのまま流すのはNG
- もしかしたら捨てなくて良い症状の場合もあるので、今回の記事で確認推奨
ぬか床の正しい捨て方はこれでOK

結論から言えば、ぬか床は生ごみとして燃えるゴミの日に出せばOKです。
ただしぬか床は臭いの強いものですので、臭い対策はしっかりと行わなければなりません。
方法としてはビニール袋に入れて、臭いが漏れないようにしっかりと結びましょう。
容器にくっついたぬかはゴム手袋を付けてかきだすか、中に水を溜めて洗い、水切りカゴでぬかを取り除いてください。
そのうえで他の生ごみと共に地域指定のゴミ袋に入れて出しましょう。
次にぬか床の間違った捨て方について解説します。
ぬか床の間違った捨て方

ぬか床を捨てるときにやってはいけない捨て方は「台所の排水溝に流してしまう」ことです。
ぬかは水に溶けないので、そのまま流すと排水溝が詰まる原因になってしまいます。
野菜に付いた少量のぬかを洗い流すくらいなら問題ありません。
しかし大量のぬか床を流してしまうと間違いなく目詰まりしてしまうでしょう。
ぬか床は排水溝に流さず、きちんと生ごみとして処理してください。
ぬか床の捨て時はこのタイミング

ぬか床に以下のような症状が出た場合、捨てて新たに作り直したほうが良いです。
- 腐った
- カビが生えた
1つずつ見ていきましょう。
ぬか床が腐った
ぬか床から雑巾のような強烈な異臭がする場合は既に腐ってしまっている可能性が高いです。
こうなっては復活させることがかなり難しいので、潔く捨ててしまいましょう。
ぬか床は酸性なので、通常は腐敗菌が侵入してきても死滅してしまいます。
そうなっていないということは、かなり手入れを怠っていたと考えられます。
そのぬか床は諦めて、1からぬか床を作り直したほうが無難でしょう。

カビが生えた
ぬか床にカビが生えてしまった時も捨てるべきタイミングです。
赤や青、黒といったカビがぬか床に発生した場合、捨てたほうが賢明でしょう。
一応表面にカビが生えてしまったとしても、その部分だけを取り除けば復活させることはできます。
しかしカビが生えるほど手入れを放置したということは、あなたのぬか床に対するモチベーションは大分下がっているのではないでしょうか?
ならば無理に付き合わず、一度ぬか床から距離を置いてみるのも1つの手段かと思います。

ちょっと待って!そのぬか床まだ捨て時じゃないかもよ

ぬか床が変な感じになっちゃった!もう捨てちゃわないと~。
と慌てているあなた、少し落ち着いて待ってください。
実はそのぬか床の症状、腐っているわけではないかもしれません。
きちんと対処すれば捨てる必要が無くなるものかもしれないので、以下の症状の場合は捨てずに手入れをしてみてください。
- 表面に白い膜が張っている
- 表面が黒っぽくなっている
- 強い臭いがする
表面に白い膜が張っている
ぬか床の表面に白い膜が張っている場合、それはカビではなく「産膜酵母の増えすぎ」が原因です。
産膜酵母は表面ではシンナーのような臭いを発しますが、奥の方に追いやるとぬか床らしい芳醇な香りの元になるものを作り出します。
白い膜が張った場合は少量であるならばそのままぬか床に混ぜ込んであげて問題ありません。
表面を覆いつくすほど量が多い場合はスプーンでかきとってしまっても良いでしょう。
筆者も最初ぬか床が白くなった時は「何事か!」と慌てましたが、捨てずに済みました。

表面が黒っぽくなっている
ぬか床の表面が黒っぽくなっている場合は、酸化していることが原因です。
ぬかは多くの脂肪分を含んでいるため、空気に触れる表面は酸化して黒っぽくなります。
中の方が黄色であれば全く問題ありませんので、そのまま混ぜ込んでしまいましょう。
混ぜ込んだら表面をならして、グッと押し込んで中の空気を抜き、酸素に触れる面積を出来るだけ減らしてあげてください。

全体的に黒っぽくなっているわけではなく、 ポツポツと発生しふわふわと綿っぽい場合はカビが生えてしまっています。
この場合は諦めて作り直すのをおススメします。
強い臭いがする
ぬか床を作っていると、酸っぱい臭いや靴下の臭いなど様々な嫌なにおいがしてくる場合があります。
しかしそのほとんどが対処可能なものなので、捨ててしまわなくても大丈夫です。
嫌なにおいがする場合の対処法は以下の記事をご覧ください。
>>【6タイプ別】ぬか床から変な臭いが!原因&解決法を徹底解説!

臭いはぬか床の健康状態のバロメーター。
筆者のぬか床もコロコロ臭いが変わりますが、その都度対処しているので捨てることはありません。
まとめ:失敗したぬか床を捨てて1からやり直そう

というわけでまとめです。
まとめ
・ぬか床は生ごみとして捨てる
・排水溝にそのまま流してしまうのは、詰まる可能性があるのでやってはいけない
・「腐った時」「カビが生えた時」が捨てるタイミング
・「白い膜が張る」「表面が黒っぽい」「臭いが強い」場合はきちんと対処すれば捨てる必要なし。
せっかく作ったぬか床を捨ててしまうのは勿体なく思うかもしれません。
しかしダメになってしまったぬか床を復活させるよりも、1から作り直してしまったほうが手間はかかりません。
勇気をもってぬか床を捨て、新しいぬか床作りに励んでみましょう。
しかし、そもそもを言えば捨てる必要の無いようにしっかりと手入れをするのが一番です。
以下にぬか床の手入れ方法を色々解説していますので、ぬか床を捨てるような状況にならないよう参考にしてみてください。
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