お疲れ様です。糠マルです。(@malpighia_blog)
ぬか床を作ろうと思ったけど、選べる容器の種類がたくさんあるなぁ・・・。
どれを選ぶのが一番失敗しない選択肢なんだ?
このように悩んではいないでしょうか?
容器選びはぬか床作りの最初の一歩。ここを失敗してしまうとこれからのぬか床作りの労力に2倍・3倍の差がついてしまいます。
そこで今回の記事ではぬか床を作る際にどの素材の容器を選ぶべきか悩むあなたに、素材を色々比べてみた自分がオススメのぬか床容器の素材を解説していきたいと思います。
この記事を読めばもう容器選びに迷うことがなくなり、
スムーズにぬか床づくりを始めることが出来るようになりますよ
ちなみに最適な容器の大きさを知りたい方は 1人暮らしに最適なぬか床容器の大きさはどれくらい?3つの選ぶポイントもご参考にしてみてください。
主な容器の種類には
- 木
- 陶器
- ホーロー
- プラスチック
といったものがあります。
この中で初心者におススメはホーロー容器、もしくはプラスチック容器です。
ぬか床に使う容器にはどんなものがあるの?素材の特徴を解説

ぬか床に使う容器には一般的に以下のようなものが挙げられます。
- 木
- 陶器
- ホーロー
- プラスチック
以下にそれぞれの特徴を解説し、おすすめ度を5つ星で評価します。
木 (評価:★1つ)★ ☆ ☆ ☆ ☆
昔ながらの木製のタルは、ぬか床の容器としてのイメージが強いものだと思います。
実際木製の容器というのは水分を吸収するため、ぬか床の容器に適しています。
また通気性が良いことも◎。ぬか床は空気の好きな菌と苦手な菌がバランスよく存在している状態が理想です。
通気性が悪いと酸素が嫌いな「酪酸菌」が繁殖しやすくなり、増えすぎると靴下が蒸れたような嫌な臭いを発するようになります。
とはいえこれは大昔のぬか床の話。現在は冷蔵庫という便利アイテムがあるので、この中で保管することにより菌の繁殖を抑えることが出来ます。
通気性に関してはそこまで気にする必要ないよ
木製の容器はサイズも大きく臭いも漏れやすいため、初心者が手を出すにはあまり適さない上級者向けの容器といえます。
木製容器の特徴
メリット:通気性が良く水分を適度に吸収する。
デメリット:サイズが大きく臭いもれや虫の発生がしやすいので、手入れが大変
陶器 (評価:★3つ)★ ★ ★ ☆ ☆
次にご紹介するのは甕(かめ)のような陶器です。陶器もぬか床づくりのイメージによくある容器だと思います。
陶器は熱伝導率が低いという特徴があるので外気温の影響を受けにくく、室内でもぬか床の温度が安定しやすいのがメリットです。
また塩分や酸性にもつよいので、容器の劣化も心配ありません。
難点はサイズが大きめのものが多いため冷蔵庫に入りづらいことと、密閉性がないため室内だと臭い漏れや虫の発生が気になるところです。
また重くて扱いにくく、落とすと壊れやすいので慎重な取り扱いも必要になります。
陶器の特徴
メリット:熱伝導率が低いので、安定したぬか床を作りやすい・塩分や酸に強い
デメリット:サイズが大きいので扱いにくい・密閉性がない
ホーロー (評価:★5つ) ★ ★ ★ ★ ★
琺瑯(ホーロー)とは金属の表面にガラス質の釉薬を焼き付けたもので、ぬか床づくりには一番おすすめできる容器となります。
表面がガラス質ですので雑菌の繁殖しにくく、酸や塩分にも強いです。
またガラス層はつるつるしているため「さっとふき取るだけでよい」というお手入れのしやすさも好ポイントですね。
ニオイもつきにくいので、ぬか床づくりにはうってつけの容器となっています。
難点は表面に傷がついた場合、中の金属が錆びてしまう可能性があること。こうなるとぬか床づくりには使えませんから、慎重に取り扱いましょう。
ホーローの特徴
メリット:雑菌が繁殖しにくい・手入れがしやすい
デメリット:表面が傷つくと錆びてしまう
プラスチック (評価:★4つ) ★ ★ ★ ★ ☆
プラスチックの特徴はなんといってもその手に入りやすさと安さ。
百均にいけばありとあらゆる種類のプラスチック容器があり、非常に安価で手に入れることが出来ます。
またプラスチック容器はとても軽く、壊れにくいので扱いやすいところも嬉しいですね。
難点としては傷がつくと臭いが移ってしまうことや、モノによっては酸や塩分に弱く変形してしまうこともあること。
とはいえその手軽さは非常に魅力的ですので、まずはここで自分に合った大きさを探してみるのもいいでしょう。
プラスチックの特徴
メリット:手に入れやすい・安い・お手軽
デメリット:傷つくと匂いが移る・モノによっては変形してしまう
初心者におススメのぬか床容器はホーロー製!

それでは初心者におススメの容器素材はどれなのでしょうか?
私がオススメするのはホーロー製の容器です。
なぜならホーロー製の容器は
- 雑菌が繁殖しにくく衛生的
- ニオイが付きにくい
- 酸や塩分に強い
- 大きさもちょうどよく冷蔵庫に収まりやすい
- オシャレなのでモチベーションを維持しやすい
とぬか床を作るうえで様々なメリットがあります。
初心者がぬか床でつまづきがちなポイントがクリアされていますので、ホーローを選べば失敗のない容器選びをすることが出来るでしょう。
ちなみに私が実際に使っていておススメするのは、富士ホーローの「ちょっとぬか漬け容器」です。
大きさや深さもちょうどいいサイズで冷蔵庫にもスッと入れやすいので、非常に扱いやすいです。
蓋も半透明で中身の確認がしやすく、いちいち中身を見るために開け閉めする必要もありません。柔らかく片手でも開閉がやりやすいのも好ポイント。
水取り器もついてくるので、わざわざ水取専用のグッズを買い足す必要もありません。
とても愛着を持って使えているので、これを選んでよかったと思っています。
サブの容器を持っておくのもおススメ
また、メインとなる容器とは別にサブで容器を持っておくこともおススメします。
サブで容器を持っていれば、別のものを漬けたくなった時に重宝する場面があるからです。
例えば肉や魚といったものを漬ける場合、メインの容器で一緒に漬けてしまうと菌が繁殖してぬか床が悪くなってしまう可能性があります。
最悪の場合、人体に有害なボツリヌス菌が繁殖して健康被害が出てしまう、なんて可能性も。
ぬか床ではありませんが、海外では過去に自家製の漬物で志望した事例もあります。
詳しくは以下の記事にて。
>>ぬか床を作る時はボツリヌス菌に注意!入れてはいけない食材とは?
他にも豆腐やアボカドといった崩れやすい食材を付ける場合も、メインとは別の容器を使えば仮に崩れてしまってメイン容器に影響はありません。
他にも山椒やトウガラシを入れてみるといった、新しい味に挑戦したいときに
サブ容器で試してみる、なんてこともできますよ!
このようにサブで容器を用意しておくと何かと便利です。
ちなみにサブの容器はジップロックがオススメ。
ジップロックにぬかと野菜を入れて放置すれば簡単にぬか漬けを楽しめますし、終わったぬかはそのまま捨ててしまえるので手間がかかりませんよ。
まとめ:初心者におススメのぬか床容器を選ぼう

というわけでまとめです。
まとめポイント
・初心者におススメなのはホーロー製の容器
・サブで容器をもっておくと便利
ホーロー容器は様々な点で優れており初心者におススメの容器ですが、陶器やプラスチックにもそれぞれのメリットがあります。
他素材のメリットも加味したうえで、自分に合った容器を選んでみてください。
また容器を選ぶ際は大きさも重要になります。
大きさに関しては以下の記事にて解説していますので、ぜひご覧になってみてください。

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