お疲れ様です。糠マルです。(@malpighia_blog)
美味しいぬか漬けですが、気になるのがその塩分。塩分の摂りすぎでなにか病気を患ってしまったら怖いですよね。
そのせいでぬか漬けを躊躇される方もいらっしゃるかもしれません。
実はそんな塩分の摂りすぎに効果的なの物質があります。それが「カリウム」
カリウムには余分な塩分を体外に排出する効果があるんです。
今回の記事では塩分に効くカリウムと、その効率的な摂り方を解説していきます。
この記事を読めばもうぬか漬けの塩分を必要以上に怖がることはなくなりますよ。
塩分の摂りすぎにはカリウムが効果的

塩分の摂りすぎが気になる方は、カリウムを意識的に摂取することをオススメします。
カリウムとはミネラルの一種で、余計な塩分を体外に排出する効果があるためです。
具体例として東北地方における病気の発症率の逸話があります。
東北地方では冬の寒さが厳しいため、保存食を作るために大量の塩分が使われてきました。
そのため他の地域に比べて、東北地方は高血圧などに悩まされる人の数が多かったのです。
しかし青森県民は秋田県民と比較して、塩分摂取量は同程度であるにも関わらず、脳卒中で倒れる確率が低いというデータが判明しました。
この原因を調査したところ、青森県民はカリウムを多く含むリンゴの消費量が多いということが明らかになったそうです。
このように、塩分の摂りすぎにはカリウムを摂ることが非常に効果的であると言えるでしょう。
効率の良いカリウムの摂り方

ではカリウムを効率的に摂取するにはどのような方法があるのでしょうか?
それには2つの方法があります。
- 食品から摂取する
- 使う塩を変える
詳しく見ていきましょう。
食品から摂取する
カリウムを摂取するには、カリウムが豊富に含まれる食品を摂取するのがおススメです。
さらにこういった食品をぬか漬けにすれば、他の栄養も一緒にとれるのでもっと効率的。
カリウムを多く含む食品には以下のようなものがあります。
- 昆布
- 切り干し大根
- ほうれん草
- じゃがいも
- アボカド
- バナナ
ほうれん草のぬか漬けとか結構おいしいのでおススメです。
上にあげたものはほんの一例ですが、他にもカリウムは様々な食品に含まれていますよ。
塩を変える
ぬか床に使う塩自体にも改善の余地があります。
それは塩を化学塩ではなく自然塩に帰ることです。
スーパー等で売られているほとんどの塩は「イオン交換法」という製法で大量生産されている化学塩です。
この化学塩は安定して作れて安価に手に入れることが出来ますが、栄養が全く含まれていません。
対して自然塩は昔ながらの製法で作られている塩で、たくさんのミネラルを含んでいます。
その中にはもちろんカリウムも含まれていますよ
塩分の摂りすぎが気になるのなら、ぬか床に使う塩は化学塩ではなく自然塩を使うように心がけてみてはいかがでしょうか?

ぬか床の塩分濃度

ぬか床に含まれる塩分濃度はどのくらいのものなのでしょうか?
ぬか床の適正な塩分濃度は、大体6%前後と言われています。
ちなみにこのサイトでご紹介している作り方だと、約6.7%になります。この塩分が漬けた食材に浸透していくわけですね。
>>画像付:炒りぬかを使った簡単ぬか床の作り方【ド素人でもできた】
こうしてできたぬか漬けの塩分含有量は、漬ける食材にもよりますが100gあたり約3~5gといったところ。
成人の1日の塩分摂取量の目安は、男性が8gで女性が7g。さすがにぬか漬けを100g食べる人は稀だと思いますが、やはり多めですね。
やはりぬか漬けの食べすぎには気を付ける必要がありますが、カリウムを意識して不安のないぬか漬けライフを送りましょう。
まとめ:塩分の摂りすぎには気をつけよう

というわけでまとめです。
まとめ
・塩分の摂りすぎにはカリウムが効果的
・カリウムはほうれん草やアボカドなど様々な食品に含まれている
・塩は化学塩ではなく自然塩をつかうと、ミネラルが豊富で◎
カリウムは塩分の摂りすぎに効果的な重要なミネラルです。
なのでぬか床の塩分濃度が気になる方は、カリウムのことを意識してみてください。
そうすれば、塩分の摂りすぎで病気になってしまう確率をグッと減らすことが出来ますよ。
とはいえ、なるべくしょっぱいものを食べ過ぎないようにすることももちろん重要。
もし塩辛いぬか漬けが出来てしまった場合は、以下の記事をご参考ください。
>>ぬか漬けがしょっぱい原因は2つだけ!対策と捨てずに美味しく食べる方法

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