お疲れ様です。糠マルです(@malpighia_blog)
ぬか床にカビが生えてしまった・・・。どうしよう?
カビが生えちゃったら捨てるしかないのか・・・、せっかく作ったのに。
こんなお悩みに直面してはいないでしょうか?
せっかく作ったぬか床にカビが生えてしまったら、とてもショックですよね。
でも実はカビが生えてもぬか床はまだ捨てなくて大丈夫なんです。
今回の記事ではぬか床にカビが生えてしまって困っているあなたに、誰でもできる対処法とカビをはやさないための予防対策を解説していきます。
もしあなたがカビの生えたぬか床にどう手を付けていいかわからなくなっているなら、この記事を読めば取るべき行動がしっかりとわかるようになっているでしょう。
- カビが生えても実はまだ捨てなくて大丈夫
- カビが生えないように予防するには日々の手入れが肝心
- カビに見えて、実はそうではない状態があるので注意!
ぬか床にカビが生えた時の対処法

ぬか床にカビが生えてしまった場合、2通りの対処法があります。
- カビだけ取り除く
- ぬか床自体を処分する
ぬか床を使い続けたい方は前者を、1からやり直した方は後者を選ぶと良いです。
カビだけを取り除く
1つ目の方法はカビの部分だけを取り除く方法です。
表面にカビが発生していても、中が黄色ならば乳酸菌はまだ生きています。
なのでカビの部分だけを取り除き、減った分を足しぬかで補ってあげましょう。
>>【超簡単!】ぬか床への足しぬかのやり方を解説【頻度・分量】
再び手入れを再開してあげればやり直すことは十分可能です。
ただカビが生えたということは長い間手入れをサボってきたと思われますので、しっかりと手入れをしてあげてください。
もし中までもカビが侵食していたり、腐敗臭がする場合には処分してしまう必要があります。
ぬか床自体を処分する
もう1つの方法はぬか床自体を処分してしまうことです。
カビだけ取り除けば大丈夫だと頭ではわかっていても、カビが生えてしまったぬか床を使うのは心理的に抵抗が出てしまいますよね。
そうなると同じぬか床を使って食材を漬けるのを躊躇してしまうのも仕方がないでしょう。
また、手入れをサボってカビが生えてしまったぬか床を元の状態まで戻すのは、結構面倒な作業になるのは間違いないです。
それならば潔く処分して1から作り直したほうが、精神的にもいいかもしれません。
ぬか床の正しい処分の仕方は以下の記事をご覧ください。
>>ぬか床の正しい捨て方|間違った方法は台所が使えなくなるかも?

カビを混ぜてしまった場合は処分したほうがいい
カビが生えていることに気づかず、そのまま混ぜ込んでしまった!
カビを混ぜてしまった状態になったら、そのぬか床は処分したほうが無難です。
なぜならそのまま使っていても、またカビが生えてくる可能性が高いため。
手入れを怠ってカビが生えてしまったぬか床は、雑菌に対する抵抗力がかなり弱くなっています。
そのようなぬか床にカビを混ぜてしまったら、ぬか床自体がダメになってしまうかもしれません。
例えるなら、ストレスで弱った体は病気にかかりやすくなっているようなものです。
それならば処分して最初からやり直したほうがいいでしょう。
ぬか床にカビが生える原因と予防法

なぜぬか床にカビが生えてしまうのでしょうか?一言で言えば手入れ不足が原因といえます。
細かい原因として考えられることは以下の通り。
- かき混ぜ不足
- 塩分不足
- 温度が高い
- 水分が多い
それぞれについて詳しく見ていくと共に、対策についても解説していきます。
かき混ぜ不足
カビが生える原因の1つ目はかき混ぜ不足です。
かき混ぜる目的は、ぬか床内にいる乳酸菌・産膜酵母・酪酸菌のバランスを均一に保つためです。
かき混ぜを怠っていると菌を移動がなくなるので、1か所に留まり続けて繁殖することになります。
これはカビの菌に関しても同様。カビの菌が1か所に長く留まり続けるとそこで大繁殖を起こしてしまうのです。
対策:しっかりとかき混ぜる
対策は日ごろからしっかりとかき混ぜることを習慣にすることです。
そうすればカビも1か所に留まり続けることがなくなり、繁殖しなくなります。
またかき混ぜることは、カビ以外にも嫌なにおいの発生を抑える効果もあるので非常に重要です。
詳しいやり方は以下の記事をご覧ください。
>>【手抜き】ズボラ流ぬか床のかき混ぜ方!1日1回じゃなくてもOK!
塩分不足
ぬか床の塩分が不足するとカビが発生しやすくなります。
塩にはカビや雑菌の繁殖を抑える効果がありますので、適切な塩分量を維持しなければなりません。
対策:定期的に塩を足す
対策は定期的にぬか床に塩を足してあげることです。
食材を漬けていると塩分が食材に吸収されていくので、濃度は薄くなっていきます。
1週間に1回程度、塩を1つまみ入れてあげましょう。目安としてはぬかを口に含んで少ししょっぱいくらいがちょうどよい塩加減です。
>>【徹底網羅】ぬか床の塩のすべてを解説!入れる理由や分量はどのくらい?
温度が高い
ぬか床にいる乳酸菌の適温は20~25℃です。
カビの生えやすい温度が20~35℃なので、温度が25~35℃付近でカビが最も発生する可能性が高くなります。
対策:涼しい場所への移動
対策はぬか床を涼しい場所へと移動させることです。
一番いいのは冷蔵庫へ入れて冷やしてあげることでしょう。
冷蔵庫へ入れるとかき混ぜる回数を減らすこともできるので、ズボラさんには一石二鳥です。
>>【楽しよう】冷蔵庫ならズボラでも放置でぬか床管理が可能!

水分が多い
水分が多いこともカビが発生しやすくなる原因です。
ぬか床に食材を漬けると、食材から水分が出てきます。
水分が多くなるとぬか床内の塩分濃度が下がり、雑菌やカビが繁殖しやすくなるので注意が必要です。
対策:水抜きや足しぬかをする
水抜き器を使ったり、足しぬかをすることでぬか床内の水分を適切な量に維持してあげる必要があります。
ぬか床の水分の適切な量は、ぬかを握ってみて指の間から水がにじみ出るくらいです。
水分の適切な調整方法は以下の記事をご覧ください。

ぬか床のカビとそれ以外のものの見分け方

ぬか床にカビが生えるとショックで慌ててしまいますよね?
でも実はその症状、実はカビではないかもしれないんです。
ぬか床に生えるカビの特徴として挙げられるのは以下の通り。
- 赤・青・ピンクなどカラフルな色をしている
- 全体ではなく、ポツポツと発生している
- 綿毛のようにフワフワしている
上記のような特徴がみられる場合、それはカビですので上述したように取り除くか処分をしてください。
しかし上記に当てはまらない状態の場合、カビでは名可能性があります。
全体的に白く膜を張っている
ぬか床の表面が全体的に白くなった場合、それはカビではなく産膜酵母という酵母菌です。
増えるとシンナー臭がするようになりますが、人体には無害です。少量であればそのまま混ぜ込んでしまって問題ありません。
表面を覆いつくすほど分厚い膜が張っている場合は、スプーンでかきとってしまってよいです。
カビは「ポツポツと」「綿毛のようにフワフワ」しているので間違えないように。
ぬか床の表面が全体的に黒っぽい
表面が全体的に黒っぽくなっている場合、これは酸化していることが原因です。
ぬかは脂肪分が高く、酸素に触れる表面は酸化して黒くなってしまいます。
こちらも産膜酵母同様に人体に害はありませんので、そのまま混ぜ込んでしまって問題ありません。
まとめ:カビが生えても使い続けることは可能
というわけでまとめです。
まとめ
・ぬか床にカビが生えた時の対処法は「カビを取り除く」か「処分する」のどちらか
・カビが発生する原因は「手入れ不足」
・産膜酵母や酸化はカビではないので、そのままでOK
カビが生えてしまっても再生することは可能ですが、一番いいのはカビが生えないよう日頃の手入れをしっかりとすることです。
もし毎日の手入れがどうしても面倒だけれどぬか漬けを作って食べたい、というかたは「ぬか美人」を試しに使ってみてください。
使い捨てなので食材と混ぜるだけでよく、90分で漬かるのでとても手軽においしいぬか漬けを楽しむことが出来ますよ。
>>【2週間→90分⁉】誰でも美味しいぬか漬けが作れる「かんたんぬか美人」レビュー。口コミ・評判は?

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